2011年1月21日金曜日

エタノール注入療法(PEIT)と原発性肝臓がん

エタノール注入療法(PEIT)と原発性肝臓がん

 について

 原発性肝臓がんの約8割がB型・C型肝炎から肝硬変に進んだものです。

原発性の肝臓がんで、2㌢以下の小さいがんが1個できた時点で発見し、

エタノール注入療法を行った場合は5年生存率80%も期待できます。

 エタノール注入療法(PEIT)は、超音波検査の下に皮膚から直接肝臓がん

に向かって針を刺し、無水エタノールを注入し、エタノールの脱水作用と

蛋白変性作用による腫瘍細胞の凝固壊死を利用した治療法です。

 私の小さい頃はエタノールは消毒に使われていましたが、それは

エタノールのタンパク凝固作用を利用したもので、その作用が細菌を

死滅させているのです。がん細胞も死滅させてしまうのです。

 通常、1日に2回抗がん剤を注入し、合計8回続けます。

針を刺した部分が痛くなったり、肝臓にやや強い痛みが出ることがあります。

アルコールに弱い人の場合は、エタノールに酔うこともあります。直径3センチ

以下の腫瘍が3個以内が適しています。1回の注入量に限度があり、

大きな腫瘍には向きません。

 経皮的エタノール注入療法(PEIT)は、「がんも酒が入れば死ぬんじゃないか?」

との発想から千葉大学医学部第1内科で誕生しました。

 肝臓がんは肝硬変の状態にでき、再発しやすいので、エタノール注入療法で

肝臓がんを治療した後は、しっかり検査し続けることが大切です。
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エタノール注入療法(PEIT)と原発性肝臓がん

 についてでした。

肝臓がん初期~末期症状 転移性肝臓がんに動注化学療法・動脈塞栓術

目      次 

肝硬変初期症状・肝硬変末期症状・肝臓がん症状

ALP(アルカリホスファターゼ)異常値の場合、胆道系疾患・肝障害・骨疾患・甲状腺機能高進症

肝臓がん 手術 名医 愛媛県

肝臓病の漢方療法

肝臓がん名医:肝動脈注入療法導入の病院 大阪市・京都市・兵庫県・埼玉県

肝臓がん名医:肝動脈注入療法導入の病院 東京都・横浜市・静岡市・愛知県

C型肝炎ウイルス HCV抗体検査とウイルス遺伝子の検査(HCV-RNA定性検査)

黄疸は肝臓病だけでなく貧血でも出る

ゲートタワーIGTクリニックの堀信一院長

B型急性肝炎の感染予防と初期症状

B型慢性肝炎と肝硬変

B型肝炎キャリア・C型肝炎キャリア

転移性肝臓がん・画像検査(CT・MRI)・腹腔鏡検査・肝生検

尿泡が多く、いつまでも消えない尿蛋白・糖尿・ビリルビン尿

B型肝炎予防接種


おっぱいでC型肝炎治療?ラクトフェリン

健診票の数値 GOT(AST) GPT(ALT)

エタノール注入療法(PEIT)と原発性肝臓がん

肝臓 グリコーゲン貯蔵からブドウ糖への糖代謝

肝硬変、肝臓がん末期症状と腹水・肝性脳症

肝臓がん 手術 名医 大分県 佐賀県

AST値,ALT値 肝機能検査

肝動脈塞栓術(TAE)

原発性の肝臓がんに肝動脈塞栓療法・転移性の肝臓がんは肝動脈注入化学療法

肝臓がん罹患率と死亡率 C型肝炎ウイルス(HCV)

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